デリーメトロ:それは戦いの始まり
今日はインドでの交通の足となる「鉄道」に関してご紹介していきたいです。
デリーの中で一番よく使われるのが「デリーメトロ」というもので、日本でいう地下鉄のようなものです。
これが地下鉄の入り口。これは朝5時の写真なのでこんな感じですが、通勤時間の8時にもなれば、「通勤する人」「物乞いする人」「リキシャに勧誘するドライバー」「とうもろこしを売る人」、とにかく人で溢れています。
ちなみに階段と昇り用エスカレーターがありますが、エスカレーターは時々止まりますw→唐突に止まるので普通に危ない。
いざチケットを購入へ。
ちなみにデリーメトロには「トークン」と呼ばれる一度だけの乗車に使うものと「スマートカード」と言われるチャージ式のチケットの2種類があります。
僕は通勤で使うのでこのSmart cardを購入して使っています。購入場所は上の写真の人が密集してるところ「サービスセンター」的なところでCard購入と初回のチャージ額をつければ購入できます。僕が購入したときはすげー無愛想なねーちゃんでしたw 購入してお金を渡したらカードをポイって投げて渡してくる感じです。
あとこの「サービスセンター」一見列ができてますが、あってないようなものです。割り込みは当たり前。やっと自分の番だと思ってダラダラとしてると、突如列にも並んでない人が割り込んできます。何人も自分の前に入らせないという意気込みがなければいつまでたっても購入できません。
これがトークン購入窓口。行き先がだけ告げれば購入できます。通勤時間はものすごく混雑してます。
この機会は「Smart Card」のチャージに使います。さっきのサービスカウンターでもお金を渡せばチャージできますが、列を列だと思ってないインド人が多いので、この機会を使うことが賢明です(あまり使われてない)。ただし、同じ場所に4つくらい設置されていますが、だいたい壊れてますw
チケットを購入できたら同じみのセキュリティーチェック。荷物チェックとボディーチェックがありますが、まぁ形だけ。ほとんど何もされずにすぐに終了。そのくせ荷物チェックに荷物を預けるのが毎朝の通勤時間の渋滞の原因になり、200mくらい改札まで並んでることもあります。→ちなみに男女別のチェックなんで注意。女性は少ないのですぐに乗れます。
駅構内で唾を吐いたらダメらしい。当たり前ですが。罰金取られる〜気をつけよ。
ん?200ルピー=300円。。。安いw
デリーメトロはこのように多くの駅があります。色のついてる路線をそのまま「イエローライン」「ブルーライン」のように呼ぶので、日本よりも明らかに分かりやすいかもですね。待ち合わせのときとかも「イエローラインのSaket」といえばいいですからね。中央に各ラインの乗り換えができる駅がいくつかありますがこれらの駅の人の多さは尋常ではないです。
車内で身動き取れないとはこういうことか!
体感できます。
スタートはすぐに切られる
メトロで一番大変なことは、それは毎日のように繰り広げられる椅子とり合戦です。電車が到着するや否や我先に席に座ろうと降りる人を待って乗車するなんていう日本の常識は通じません。そのため混雑する駅では、降りる大量の人と乗車する大量の人とのぶつかりによって2、3秒くらいだれも乗り降りしない時間が生まれたりしますw
そして、電車に乗車すると本格的に戦いが始まります。
人を押しのけ車内で駆け足になり、席を目指す姿はまるで人間の欲求を本能のまま満たしていく姿。野生的なインド人をみる瞬間になります。
インドにも日本と同様に「女性専用車両」「優先座席」のようなものがありますが、日本との違いは高齢者の方が自ら優先席に座っている若者に対して「どけっ」と顔で合図して、若者はしぶしぶ席を譲りますwなんかそんなことしてる時点で元気な高齢者だなと思いますw
毎日インドのメトロに乗ると人々の欲求を目の辺りにして疲れることもありますが、冷静に考えるとその必死さ加減におもしろさを感じさえします。
皆さんも一度おためしあれ