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晴れ時々いんど

2016年6月26日〜2016年12月27日:半年間のインターンシップ

【第11回】初めてのインドで病院

こんにちわ。

先週末から今週末にかけて1週間ほど体調がすぐれませんでした。(今もよくはないですが。)

 

せき、くしゃみに加えて頭痛が激しく、ただ熱はあまりなかったのでただの風邪かなと思い過ごしていたのですが、 先日日本人の方にお食事に連れて行って下さった際に、

これから蚊が多くなるからデング熱に気をつけてね。あれは重症化するから

とお話ししていたのを思い出し、腕を見ると数箇所蚊に噛まれた跡がある。

「こ、これはもしや……」

と思い、ついにインドで病院デビューを決意。

Max Super Speciality Hospital(マックスホスピタル)

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訪れた病院は家からリキシャで10分で行ける一番近い大きな病院。

昔インドに滞在されていた方に名前を聞いていた病院を思い出し、

リキシャのドライバーに「まっくすほすぴたる」と死にそうな感じで言うといつも通り、「50ルピー」(高けぇーよ、でも今はそんなこと言ってる余裕がない。人の弱みに付け込みやがって)

5時半くらいでまだ通勤ラッシュ前だったので幸いにも渋滞に巻き込まれずに到着。
リキシャにはゲートの目の前で降ろしてもらえた。

これはたらい回しなのか、僕が英語理解できないのかわからない

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ゲートを入ると真正面に受付があった。

なんか職員が携帯で遊んでいたので少し大げさに

「うっ、頭が痛いですー」

「インディアン?」

「ち、違います。日本人です。(見たらわかるでしょー)」

「じゃあ隣のビル行って!」

 

ここじゃないのかーい。でも文句は言ってる暇はない。隣のビルへ移動。

 

入ると目の前にレセプションとインターナショナルレセプションがあったので迷わずインターナショナルレセプションへ直行!

「あの、頭痛いですー」

「それってEmergency(緊急)なのー?」

「いえ、多分、いうほどではないとは思いますが……」

「じゃあ隣の受付に行って」

 

大人しくとなりの受付へ。

「あの、僕、外国人、頭、痛い、緊急ではない、医者、見て、ほしい」

完全に単語だらけで伝える。

「内科(internal)ね。じゃあこの横の通りをまっすぐ行って右に曲がって下に降りて左に行けばいいよ」

「はいっ!」

 

えっとーまずはまっすぐ行って。ん?

なんか想像以上にいっぱい右に曲がれる通路あるんだけど、、、(汗)

行ったり来たり。ヨレヨレのおじいちゃんに聞いたり、車椅子を押してる看護婦に聞いたりして、なんとか内科に到着!

 

内科の受付までこんなに大変だなんて、、これは僕が英語あんまり理解できてないなのか。いや、普通にわかりにくいような気もするけど。いわゆるたらい回し的な経験も初めてですね。

あの~保険適応しますか〜?

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内科の受付に2人の受付嬢がいる。

「あのー、頭痛くて、内科ですよね?ここ」

「そうです、Max Hospitalは初めてですか?初めての場合初回登録しますね。」

「はっはい」

なんか名前とか住所書く紙をもらって、かきかきして渡すと。

「パスポートありますか?」「はい!」

2人の受付嬢、1人が僕の個人情報を読み上げ、もう一人がパソコンに打ち込む。

(ここまで分業なの?)

--------3分ぐらい待つ---------

ちょうどこの時あの存在を思い出した。

そういえば出国前に10万くらい払って入った海外保険があった!使えるのか聞いてみよ。

「1200ルピー=1800円です。」

医療費が保険料なしでこの値段は安いな。

「あの、この海外保険適応されますか?」

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無理っ(にっこり)

「あっそうですか、クレジットカードで払います」

無理なんかーいw

「受付終了です、あそこにあるナースにその紙を渡してください。」

ナースを探す

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あのーナースなんていないんですが、受付に視線を送ると

そこそこと受付嬢が指をさす。

その先にはナース服、白衣要素ゼロのサリー女性がパソコンをカタカタしてた。

(綺麗な人だな。インドで一番綺麗な人に出会った瞬間)

紙を黙って渡すと、体重と身長と血圧と熱を測られて診察用紙を準備して、呼びますので席に座ってください、と。

席に座る。暇だな〜

--------50分ぐらい待つ---------

「ケイタッ」「はい!」「この部屋に入ってください」

いよいよ診察スタート(ゴッドブレスユーです)

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中に入るとインド人?いや、ヨーロッパの人かなと思わしき40代の白衣を着た男性が座っていた。

「どうしましたかー?」

「頭いたいですー」

「いつからですかー、せきとかでますかー?」

「昨日からです、せきは先週から続いてます。」

「他に症状はありますかー?」

「特に腹痛とかありませんが(くしゃみはあります)……」

ん?くしゃみって英語でなんだっけ????

え????

「他には?」

完全にわからなくなってぼくのとっさの回答

「それをした時、ゴッドブレスユーです。」

「くしゃみ(sneeze)ね(笑)、多分ただの風邪だからとりあえず薬飲んで様子見て」

「はい!でも、先生、デングとかではないのですか?心配です」

「熱がないから大丈夫だと思うけど、検査したかったらここに行って」

「ありがとうございます。」

 

そして、デング熱検査へ

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結論いうと、検査してないです。

血液検査をこの時間からするのも、結果待つのとか時間かかりそうだし、仕事溜まってるし、若干血液検査に恐怖を覚えてたのでw

めちゃくちゃ綺麗な病院だからないとは思うけど、針とかできるだけ刺したくないので笑。

 

ということで最後に薬をもらいに薬局へ。

「これくださーい」

「はーい80ルピー=120円です」

「あざす」

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ちなみにこれが薬ですね、やっぱりちょっとこえええええ

でも治すんだ、この頭痛から解放されるんだ!

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と、まあいろいろと書いてきましたがとりあえず

ネットをいろいろ調べたところインドの医療事情は結構進んでいるみたいで、安心していいみたいなこと書いてあったので。

インドの医療は様々である。病院は主に三種類に大別され、世界でもトップレベルの医療技術と5つ星ホテルを凌ぐ質の高いサービスを提供するインドの富裕層向けの私立病院、中間層や準富裕層を対象とした私立病院、貧困層を中心に利用される公的医療機関の三種がある。最新の医療設備を備えた近代的な私立病院があり、欧米の病院で経験を積んだ優秀な医師が多数勤務しており、脳外科、心臓手術、冠状動脈バイパス手術、弁置換手術、膝代替手術、眼科治療などの分野に関して世界レベルの水準にある病院も少なくない。また、 低価格な治療費で高度な医療サービスを受けることができることや、英語が通じること、大きな手術時に問題となる待機時間もほとんどないことなどの利点から、欧米から多数の患者がインドの私立病院で治療も珍しくはない。

インドの医療 - Wikipedia

ある程度信頼していいみたいですね。ある程度勝手が分かったので次回もしも

例の「アイツ」がやってきたら迷わずMAXへ行こうと決意しました。

 

では、またお会いしましょう。

 

【第11回】初めてのインドで病院:2016年9月17日晴れ気温27@自宅