【第7回】2ヶ月が過ぎたので少し真面目に振り返ってみる②(仕事編)
おはようございます。
久しぶりに7時半まで寝てしまいました。
前回同様にインドに来て2ヶ月が経ったので振り返りをしたいと思います。今回は少し「仕事」にフォーカスしていきたいなと思います。
6/26にインドに来ましたが、実際に仕事が始まったのが7/1ですので9/1でちょうど2ヶ月になりました。このわずかな時間ですがどのようなものだったのかを簡単に振り返りたいと思います。
そもそもどんな会社なのか
僕が今働いている会社は「進出支援サービス」「Mobility Management」という業界を行っている会社になります。簡単に言うとインドに進出してくる日本法人や、個人がこのインドという日本とは到底異なる環境で生活、ビジネスをする際により安全に、快適に生きて行くためのサービスを提供しているというものになります。
サービスの種類は豊富で「送迎サービス」「ホテル、航空券手配」「アパートメント探し」などなどが主な例となります。
僕も旅行する際には、普通にこの会社に頼んで航空券の手配とかしてもらうんですが、旅行とかならまだしも、普段は仕事をしながらも出張の準備やホテルの予約などをしてる暇がなかなかない。だからこそこういうサービスは便利だなと感じます(宣伝ではない笑)
そこで何をしているのか
この会社の中で僕は「ジャパンデスク」という、いわば「日本人担当窓口」という部署で働いています。チームはデリーの支部では5人で、日本人2人、インド人3人です。さすが「ジャパンデスク」、インド人3人とも日本語がペラペラです。英語、ヒンディー語、そして日本語が話せるといういわゆる「トリリンガル」で普通にすごいなと思います。多くの日本人は中高(大)と6年〜10年間英語を勉強しているのに、なかなか話せる人がいないような印象。彼女たちは日本語を2,3年勉強しただけでここまで話せるようになるということに衝撃を受けていて、すごく悔しい気持ちになります。難しといわれる文字「ひらがな」「カタカナ」「漢字」を使いこなす姿を見ると、自分の存在を少し否定されているようにも感じますね。
英語について
僕が最初この国に来て挫折したのはやはり「英語」でした。挫折というほどのものではありませんが、例えば空港についた時にインドのアイセックメンバーが迎えに来てくれたのですが、もう何を言ってるのかさっぱり
「インド人の英語はわかりにくいから注意」
みたいの聞いていましたが、確かに「少し訛っていて」かつ「早い」から生活面や仕事面で最初はめちゃくちゃ苦労しました。今でも完璧ではありませんが当初と比べると急激に理解できるようになってきて少し安心です。
ジャパンデスクはいわば、日本人とインド人をつなぐ架け橋的な存在であると認識しているので、「英語」が使えることは前提になります。「英語を勉強しよっと!」なんて悠長なことは言ってられないくらい少しでも早くマスターしないといけないと日々焦っています。
「なんで日本人は英語話せないの?」
インド人の友人に聞かれました。
「英語を使う機会が日本にはないからかな」
そう答えると彼は、
「インドは英語を話せないといい職につけない、大学を卒業しても英語が話せないと職に就けない、日本人は英語がなくても日本国内では活躍できるからね」
そんな時あるリキシャの運転手を思い出しました。
※この運転手ではないですが(笑)
多くのリキシャの運転手が話せる英語は
「行き先の場所の名前」「数字」「まっすぐとか右、左とか」とかの基本的なものだけです。
しかし、僕があった彼はある程度話せる(おそらく僕と同じか僕より少し話せない)リキシャでした。乗客の僕としてはすごく快適で楽しい車内でしたが、ふと疑問に思ったことを彼に聞きました。
「君はなんで英語が話せるの?」
「大学を出たからさ、でも大学を出てもこのような職にしか就けない人もたくさんいる。」
必ずしもドライバーという職が悪いと、否定はしません。ただ、オフィスで働くワーカーと比べたら給料や社会的ステータスには差があります。僕の英語力ではこの国ではドライバーレベルなのかなとまた少しショックでした。
僕たち日本人の多くは「英語を使えるようになりたい」と様々な機会に飛び込みますが、その気持ちの強さに違いがあるのかもしれないですね。彼らはいい職につく=生活をかけて必死に勉強する。今の所日本では英語がなくて「いい生活ができる」環境ではあると思います。それほど必死になれないのかもしれないですね。
僕もいまの仕事をする上でやはり「英語」がないとはじまらないので「英語を上達させる」という文脈だけでは絶好の機会ではあると思います。
仕事の振り返り
仕事全般を振り返ってみるとこの2ヶ月間は初めてということもあり、右も左もわからず、上司の指示待ち、毎日質問する、おまけにつまらないミスばっかりするポンコツでした。笑
今でもポンコツではありますが、以前と比べればある程度自分で考えて動いて、仕事を楽しむことも少しずつできるようになってきました。
ただその中でも仕事観というものに少し悩むこともあります。
これからの人生でなんのために仕事をするべきかっていうところを、やはり実際に仕事をしてみて感じることができるようになってきました。実際に働いてみるからこそ気づくことがあるということに「インターンシップ」の価値があるのかなと思います。
上の記事でも書いていますが本当に人の入れ替わりが激しい会社(国)だと思います。
そして、昨日は僕が仕事を始まった当初からいつも僕を助けてくれたスペイン人インターンの「ディエゴ」が4ヶ月の勤務を終えお別れ会が開かれました。
仕事だけではなく、プライベートの時間も一緒にいることが多く、一緒にいる時はなんとも思いませんでしたが、いざお別れを実感すると悲しくなりました。(泣)
彼は27歳ということで自分の兄弟よりも年上で、何かと僕のことを心配してくれました。
最後に職場から自宅の近くまで彼と2人で帰ったのですが、
「いいか、ケイタ!何かあればすぐに連絡してこい。スペインに帰ってからもSNSがあればいつでも連絡できる。困ったらすぐにだぞ!」
最後の最後まで彼に心配された2ヶ月間でした。
彼がいなくなったということもまた、僕が仕事面や生活面で「独り立ち」するということを表しているようで、ますます弱音を吐いてはいられないなと自覚して残り4ヶ月をすごしたいと思います。
Bye Diego!! ありがとう
【第7回】2ヶ月が過ぎたので少し真面目に振り返ってみる②(仕事編):2016年9月3日晴れ気温32度@Starbucks Select city walk