【第2回】アイツはすぐにやってきた。
インドに来て3週間。驚くほど時間が経つのは早い。一方日本に帰れるのもあと、5ヶ月以上あるのかと考えると長いとも感じる。特に「アイツ」がやって来たときは「日本帰りて〜」とトイレで神に祈っていた。
という事で今回はインドに来たら絶対に通る道「アイツ」との戦いを簡単にまとめようかなと思います笑
1:「アイツ」はすぐにやってきた。
「アイツ」とは、ご存知の方もいるとは思いますが、インドに来て絶対に避けては通れない
「洗礼」:「下痢、腹痛、頭痛」の事ですね。
僕自身そんなにお腹は弱くないと思っていたし、ある程度食べ物や水に注意しとけば大丈夫と。
いいえ、そんな事はなかった
幼少の頃ぶりに腹痛で夜中の3時に目が覚めた。
いててててててててててててててててて
そんな日々は1週間近く続き。ついには頭痛と体のだるさ、そして熱も。
2:何が彼を呼び起こしたのか
インドでこのような症状になる原因は基本的に2つあると色んな所に書いてあった。
No.1が「生水や不衛生な管理による菌」を体内に入れる事。
No.2が「油や香辛料など慣れていないもの」を体内に入れる事。
正直腹痛の時は原因なんて何も考えられる余裕がなかったけど、今考えてもわからない笑。
確かに辛いものも食べていたし、屋台でも料理食べたし。
まあいずれにせよ、上の二つのリスクを避けようといくら意識しても多分限界がある笑
意識しすぎたら本当に食べるもの無くなって来て、違う意味で体壊してしまうので。
それでも極力「やばいもの」には手を出さないと決意した今日この頃。
3:アイツとの戦い
「腹痛、下痢、頭痛、高熱」インドの洗礼フルコースに見舞われた日曜日の午後3時。
ベッドの中でもがき苦しむ。ただ、何か、何か食さないと栄養がなくなるううう。
そして、部屋を見渡すと3種の神器が目の前に。
①粉末状のポカリ
幸運にもペットボトルの水は部屋に3本くらい常備しているので、袋を開けてシャカシャカ・・・
するとなんとも懐かしいあの頃のポカリが出来上がり。
どの腹痛・下痢対策サイトを見ても、下痢の時は「ORL(経口補水液)」を体内に入れましょう。なければ「ポカリのようなスポーツドリンク」を、と書いてあったので迷わずごくごく。
余談ではあるけど、日本を出国する前に「JIN-仁-」というドラマの再放送を見ていて、
江戸の町に「コレラ」が流行し、それに対しての対処法として「ORS」が使われていた。その時の綾瀬はるかのセリフ「オーアールエスなるものですね!」がめちゃくちゃ頭に再生されてた笑
②梅干し
日本料理を食べたくなったらと、母に持たされていた「梅干し」
何も食べないよりマシかと手に取り口にいれると、
「うめーーー」という感情が体中を駆け巡っていた。
一応ネットで「梅干し 下痢」と調べるといくつかのページがあって
こんな事も書かれていたので、迷わずパクパク。なんとなく体にもいいかも!
③おにぎりせんべい
最後はやけくそに、「何か食べないと」と思って近くにあったおにぎりせんべいを食べる。なんとも懐かしい。そして何より美味しい。いつまでも食べていられるような気持ちになっていた。多分これに関しては全く下痢に効果とかないとは思うけど、それでも体から悪いものを出すためにの食事には大切な食べものだった。
というわけで今は、完全に腹痛も治り、いろいろなものを食べながらも、無理はしない食生活を心がけています。
今回は僕なりの「アイツ」に対する対処法なんで、本当は病院に行ったり薬を飲む事が大事だと思うけど、自然に治す方法として、もし、インドに来て同じ境遇になれば参考にしていただければと思います。
最後に
これは停電した時の東京の夜景らしいです。綺麗ですね。
この国に来て一番不便というか日本と違うと思う所はやっぱり、インフラの未熟さ。
停電は日に一度、トレイが壊れるのは3日に一回、家のWifiも壊れる、ついには水道もでない。
暗闇の中、携帯も使えない、トイレも使えない、シャワーも使えない。
そんな不便な国だけど、一度、電気や水道が復旧すると、人々は喜びあい、それらに感謝を覚える。
ありがとうは「有難い」ことだから感謝する。「当たり前」の事になれば人は感謝を忘れる。
日本での「当たり前」に、ほんのちょっとだけ感謝を覚えてきた今日この頃。
ではまた次回に。みなさんお体にお気をつけて
【第2回】アイツはすぐにやってきた。:2016年7月17日曇り気温28度@ Cafe Coffee Day Saket PBR