【第11回】初めてのインドで病院
こんにちわ。
先週末から今週末にかけて1週間ほど体調がすぐれませんでした。(今もよくはないですが。)
せき、くしゃみに加えて頭痛が激しく、ただ熱はあまりなかったのでただの風邪かなと思い過ごしていたのですが、 先日日本人の方にお食事に連れて行って下さった際に、
「これから蚊が多くなるからデング熱に気をつけてね。あれは重症化するから」
とお話ししていたのを思い出し、腕を見ると数箇所蚊に噛まれた跡がある。
「こ、これはもしや……」
と思い、ついにインドで病院デビューを決意。
Max Super Speciality Hospital(マックスホスピタル)
訪れた病院は家からリキシャで10分で行ける一番近い大きな病院。
昔インドに滞在されていた方に名前を聞いていた病院を思い出し、
リキシャのドライバーに「まっくすほすぴたる」と死にそうな感じで言うといつも通り、「50ルピー」(高けぇーよ、でも今はそんなこと言ってる余裕がない。人の弱みに付け込みやがって)
5時半くらいでまだ通勤ラッシュ前だったので幸いにも渋滞に巻き込まれずに到着。
リキシャにはゲートの目の前で降ろしてもらえた。
これはたらい回しなのか、僕が英語理解できないのかわからない
ゲートを入ると真正面に受付があった。
なんか職員が携帯で遊んでいたので少し大げさに
「うっ、頭が痛いですー」
「インディアン?」
「ち、違います。日本人です。(見たらわかるでしょー)」
「じゃあ隣のビル行って!」
ここじゃないのかーい。でも文句は言ってる暇はない。隣のビルへ移動。
入ると目の前にレセプションとインターナショナルレセプションがあったので迷わずインターナショナルレセプションへ直行!
「あの、頭痛いですー」
「それってEmergency(緊急)なのー?」
「いえ、多分、いうほどではないとは思いますが……」
「じゃあ隣の受付に行って」
大人しくとなりの受付へ。
「あの、僕、外国人、頭、痛い、緊急ではない、医者、見て、ほしい」
完全に単語だらけで伝える。
「内科(internal)ね。じゃあこの横の通りをまっすぐ行って右に曲がって下に降りて左に行けばいいよ」
「はいっ!」
えっとーまずはまっすぐ行って。ん?
なんか想像以上にいっぱい右に曲がれる通路あるんだけど、、、(汗)
行ったり来たり。ヨレヨレのおじいちゃんに聞いたり、車椅子を押してる看護婦に聞いたりして、なんとか内科に到着!
内科の受付までこんなに大変だなんて、、これは僕が英語あんまり理解できてないなのか。いや、普通にわかりにくいような気もするけど。いわゆるたらい回し的な経験も初めてですね。
あの~保険適応しますか〜?
内科の受付に2人の受付嬢がいる。
「あのー、頭痛くて、内科ですよね?ここ」
「そうです、Max Hospitalは初めてですか?初めての場合初回登録しますね。」
「はっはい」
なんか名前とか住所書く紙をもらって、かきかきして渡すと。
「パスポートありますか?」「はい!」
2人の受付嬢、1人が僕の個人情報を読み上げ、もう一人がパソコンに打ち込む。
(ここまで分業なの?)
--------3分ぐらい待つ---------
ちょうどこの時あの存在を思い出した。
そういえば出国前に10万くらい払って入った海外保険があった!使えるのか聞いてみよ。
「1200ルピー=1800円です。」
医療費が保険料なしでこの値段は安いな。
「あの、この海外保険適応されますか?」
「無理っ(にっこり)」
「あっそうですか、クレジットカードで払います」
無理なんかーいw
「受付終了です、あそこにあるナースにその紙を渡してください。」
ナースを探す
あのーナースなんていないんですが、受付に視線を送ると
そこそこと受付嬢が指をさす。
その先にはナース服、白衣要素ゼロのサリー女性がパソコンをカタカタしてた。
(綺麗な人だな。インドで一番綺麗な人に出会った瞬間)
紙を黙って渡すと、体重と身長と血圧と熱を測られて診察用紙を準備して、呼びますので席に座ってください、と。
席に座る。暇だな〜
--------50分ぐらい待つ---------
「ケイタッ」「はい!」「この部屋に入ってください」
いよいよ診察スタート(ゴッドブレスユーです)
中に入るとインド人?いや、ヨーロッパの人かなと思わしき40代の白衣を着た男性が座っていた。
「どうしましたかー?」
「頭いたいですー」
「いつからですかー、せきとかでますかー?」
「昨日からです、せきは先週から続いてます。」
「他に症状はありますかー?」
「特に腹痛とかありませんが(くしゃみはあります)……」
ん?くしゃみって英語でなんだっけ????
え????
「他には?」
完全にわからなくなってぼくのとっさの回答
「それをした時、ゴッドブレスユーです。」
「くしゃみ(sneeze)ね(笑)、多分ただの風邪だからとりあえず薬飲んで様子見て」
「はい!でも、先生、デングとかではないのですか?心配です」
「熱がないから大丈夫だと思うけど、検査したかったらここに行って」
「ありがとうございます。」
そして、デング熱検査へ
結論いうと、検査してないです。
血液検査をこの時間からするのも、結果待つのとか時間かかりそうだし、仕事溜まってるし、若干血液検査に恐怖を覚えてたのでw
めちゃくちゃ綺麗な病院だからないとは思うけど、針とかできるだけ刺したくないので笑。
ということで最後に薬をもらいに薬局へ。
「これくださーい」
「はーい80ルピー=120円です」
「あざす」
ちなみにこれが薬ですね、やっぱりちょっとこえええええ
でも治すんだ、この頭痛から解放されるんだ!
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と、まあいろいろと書いてきましたがとりあえず
ネットをいろいろ調べたところインドの医療事情は結構進んでいるみたいで、安心していいみたいなこと書いてあったので。
インドの医療は様々である。病院は主に三種類に大別され、世界でもトップレベルの医療技術と5つ星ホテルを凌ぐ質の高いサービスを提供するインドの富裕層向けの私立病院、中間層や準富裕層を対象とした私立病院、貧困層を中心に利用される公的医療機関の三種がある。最新の医療設備を備えた近代的な私立病院があり、欧米の病院で経験を積んだ優秀な医師が多数勤務しており、脳外科、心臓手術、冠状動脈バイパス手術、弁置換手術、膝代替手術、眼科治療などの分野に関して世界レベルの水準にある病院も少なくない。また、 低価格な治療費で高度な医療サービスを受けることができることや、英語が通じること、大きな手術時に問題となる待機時間もほとんどないことなどの利点から、欧米から多数の患者がインドの私立病院で治療も珍しくはない。
ある程度信頼していいみたいですね。ある程度勝手が分かったので次回もしも
例の「アイツ」がやってきたら迷わずMAXへ行こうと決意しました。
では、またお会いしましょう。
【第11回】初めてのインドで病院:2016年9月17日晴れ気温27度@自宅
【第10回】外国から見た日本の印象まとめ①
おはようございます。
今回は特別プロジェクトということで外国からみた日本の印象をずらずらと書いていきます。
ただし、僕が抱いた印象ではなく、周りの外国人(ココではNon Japanese)と話したときに聞いた日本の印象をランキング形式でご紹介。また、人種関係なくインドの印象も聞いてみました。
日本の印象ランキング
第3位 経済力
「日本の経済力は本当にすごいです。製造業のレベルも世界一です。」(インド人 32歳 会社員)
「世界に名の知れた会社を多く輩出してる日本。そういう企業が日本の経済力を支えている。」(スペイン人 27歳 学生)
「戦争に負けたことが日本の経済を強めた。」(インド人 30歳 会社員)
第2位 親切な人、礼儀正しい人が多い
「世界で2番目にいい人が多い。一位はフィンランド」(バングラディッシュ人 年齢不詳 宝石商)
「自分と関係なくても助けてくれる」(インド人 32歳 会社経営)
「インドをいつも助けてくれる」(インド人 32歳 会社員)
第1位 全てがきちんとしている
「街がとにかく整備されていて綺麗。交通ルールもみんなが守る」(インド人 28歳 会社員)
「時間に厳しい」(インド人 28歳 会社員)
「みんなが教育を受けていて、教養がある」(インド人 32歳 会社経営)
第1位は日本人のきちんとしている性格が外国人が持っている印象らしいですね。ただそれはいいことばかりではなくてこんな意見もありました。
「日本人は神経質すぎて一緒に生活するの大変そう」
「ハードワーカーすぎていつか倒れそう」
などなど、プラス面もあればマイナス面も多く外国人にはこのような印象はよくは写っていないのかもしれないですね。
続いて、インドの印象ランキングも発表
インドの印象ランキング
第3位 人口が多い
「とにかく人が多いです。今後も増えていくでしょう」(インド人 30歳 会社員)
「先進国と比べてインドは増える一方」(スペイン人 27歳 学生)
第2位 これからの国
「人口ボーナスによって今後10年でネクストチャイナになる」(日本人 52歳 会社員)
「可能性を秘めている」(インド人 28歳 会社員)
「これから始まる国」(スペイン人 27歳 学生)
第1位 常に新しいものに出会える
「1つの国でも文化、宗教、言語、食事何かもが入り混じっていてる。毎日が新しいことの発見」(インド人 30歳 会社員)
「違いがあるから面白い、日本はそういう刺激少なそう」(インド人 32歳 会社経営)
以上がインド印象ランキングでした。
3位と2位はイメージできることでしたが、1位「常に新しいものに出会える」はインド人の口から出ることは少し衝撃的でした。現地人だからこそ説得力がありますね。
残りのインド生活でももっと多くの人たちと話すことで外から見た日本を考えていきたいと思います。中間発表は以上になります。
ではではお元気で
【第10回】外国から見た日本の印象まとめ①:2016年9月14日晴れ気温25度@自宅
【第9回】インドの美味しいお店レポート①
こんにちわ。インドは未だに暑いです。
ここ最近は家でご飯を作る以外にも外食にチャレンジしてみたりしています。
今回は、最近外食したお店をレポートしていきます。気になったお店があればインドに来た際にぜひ行ってみてください。
Zaffran
このお店はホテルの中のレストランですが、宿泊客以外にも入れるお店です。
デリーの中心地「コンノートプレース」の4番出口からすぐのDブロックにあります。看板があるので見つけやすいお店です。
この日はエレベーターが点検中のため階段で3階か4階まで登り、一つ扉を超えるとホテルの受付と奥にはレストランの入り口が!
中は物静かで落ち着く雰囲気。店員さんもすぐに近づいてきてくれる。他のお客さんは日本人やヨーロッパ系の人も多く、外国人に人気がありそうなお店です。
まずは、日本でいう「付き出し」的なオニオンをつまむ。
注文したのは「Yaseen Vegitable Biryani」「Chicken Tikka Masala」「Butter Naan」 そして「King Fisher Beer」ここで注目は「Butter Naan」ですね。日本のインド料理屋ではおなじみですが、インドにきてナンは食べたことがなかったのですごく楽しみでした〜
料理もビールもそんなに待つことなく到着!
なんと店員さんがお皿に料理を盛り付けてくれました〜
→こんなのインドに来て初めてだ笑
一口食べると、辛みと甘みがお口に広がり、うまい!本心でこう感じたのはインドに来て食べたインド料理の中で初めてかもしれないってくらい美味しい。
まるで日本で食べるインド料理のような美味しさで、辛さも控えめ。やっぱり外国人向けの料理なんかな〜と。インドで食べるナンもすごいおいしい!チャパティーより好きだわ。
インドに来ていたアイセックの後輩の最終日にインド料理をエンジョイしました。
そしてなんとも助かる日本料理詰め合わせを持ってきてくれました。
これであと半分生きていける気がします笑 ありがとう!
そして、料理はというと量が多くてで2人で来たのに途中でギブアップ笑
でも料理の美味しさと店員さんのサービスに大満足のひと時でした。
大吉
インドに来て2ヶ月半。やはり3週間くらい1度は日本食が恋しくなる。
今日はこっちに来て3回目の日本食をためしてみました。
店名は大吉。グルガオンのArcade Mallの中にある日本料理・居酒屋さんが入り口すぐにあります。
中に入るとさすがに、日本人だらけ。一人で食べる方、何人かのグループで食べる方などなど様々でしたが雰囲気は日本の居酒屋のような感じでした。
久々の日本料理なので何を食べようか迷いましたが、大好物の「チキン南蛮セット」と相も変わらず「King Fisher」を注文。
注文後30秒でビールが到着。金曜日ということもありめちゃくちゃ美味しい。
付き出しも出て本当に日本の居酒屋のような印象。
チキン南蛮到着。
お味噌汁と久々の白米。と共に食らう。
インドの米は別に不味くはないが、僕は匂いが嫌いですので、日本の米(日本米では多分ないが)は本当に美味しいなと感じます。
そして、大好物チキン南蛮の味はというと、酸味控えめでタルタルソースの甘さとチキンのカリカリさがなんとも美味しい。
ものすごく感動です。日本で食べる方が美味しいんだと思いますが、インド飯に囲まれた生活の中での日本料理はもう最高です。また3週間後にいきましょうかね。
お値段はこれで800ルピー=1200円くらい。日本料理にしてはお手軽な値段なので大満足でした。
Blue Tokai Coffee
ブルーとかいコーヒー?
「とかい」って日本語の「都会」かな?‥‥
家を出発して15分くらい歩くと路地裏に看板を発見!
思っていたより綺麗な入り口だな〜
おぉ〜おしゃれな内装。Macユーザーがいっぱいいる〜笑
Wifiもありそうだな〜
レジに行くと、「席に座って待ってください」だって、、
とりあえず「Cold Brew coffee」と「Open-faced Sandwich」を注文。
注文するや否や、コーヒーが到着。
アイスキューブはインドでは食ったらダメ!って書いてあったけど、さすがにこのお店なら大丈夫でしょ!笑
コーヒー到着から3分後にサンドイッチが到着。少し固めのパンの上に玉ねぎや、チーズ、そして一番上に見えるのはリンゴ。
なんとも優雅な日曜日。インドの喧騒から離れた素敵な気持ちにしてくれるお店。
ちなみにこの2品で435ルピー= 650円。
今回の評価はこんな感じでいきましょう。
値段は日本でいくと平均的ですが、屋台のチャイが15円くらいのインドでちょいっと高め(毎日行くときつい)
インドではなかなか味わえない店員さんの気配りを感じれました。
今回はこの3つのお店を紹介しました〜
インドといえば、汚い、うるさいとか色々なマイナスな部分もありますが、これらのように「オシャレ」「美味しい」お店はたくさんあるので、これからもどんどんチャレンジしていきたいなと思います。
(お金の関係上そんなに行けないですが、)
ではでは
【第9回】インドの美味しいお店レポート①:2016年9月12日晴れ気温25度@自宅
デリーメトロ:それは戦いの始まり
今日はインドでの交通の足となる「鉄道」に関してご紹介していきたいです。
デリーの中で一番よく使われるのが「デリーメトロ」というもので、日本でいう地下鉄のようなものです。
これが地下鉄の入り口。これは朝5時の写真なのでこんな感じですが、通勤時間の8時にもなれば、「通勤する人」「物乞いする人」「リキシャに勧誘するドライバー」「とうもろこしを売る人」、とにかく人で溢れています。
ちなみに階段と昇り用エスカレーターがありますが、エスカレーターは時々止まりますw→唐突に止まるので普通に危ない。
いざチケットを購入へ。
ちなみにデリーメトロには「トークン」と呼ばれる一度だけの乗車に使うものと「スマートカード」と言われるチャージ式のチケットの2種類があります。
僕は通勤で使うのでこのSmart cardを購入して使っています。購入場所は上の写真の人が密集してるところ「サービスセンター」的なところでCard購入と初回のチャージ額をつければ購入できます。僕が購入したときはすげー無愛想なねーちゃんでしたw 購入してお金を渡したらカードをポイって投げて渡してくる感じです。
あとこの「サービスセンター」一見列ができてますが、あってないようなものです。割り込みは当たり前。やっと自分の番だと思ってダラダラとしてると、突如列にも並んでない人が割り込んできます。何人も自分の前に入らせないという意気込みがなければいつまでたっても購入できません。
これがトークン購入窓口。行き先がだけ告げれば購入できます。通勤時間はものすごく混雑してます。
この機会は「Smart Card」のチャージに使います。さっきのサービスカウンターでもお金を渡せばチャージできますが、列を列だと思ってないインド人が多いので、この機会を使うことが賢明です(あまり使われてない)。ただし、同じ場所に4つくらい設置されていますが、だいたい壊れてますw
チケットを購入できたら同じみのセキュリティーチェック。荷物チェックとボディーチェックがありますが、まぁ形だけ。ほとんど何もされずにすぐに終了。そのくせ荷物チェックに荷物を預けるのが毎朝の通勤時間の渋滞の原因になり、200mくらい改札まで並んでることもあります。→ちなみに男女別のチェックなんで注意。女性は少ないのですぐに乗れます。
駅構内で唾を吐いたらダメらしい。当たり前ですが。罰金取られる〜気をつけよ。
ん?200ルピー=300円。。。安いw
デリーメトロはこのように多くの駅があります。色のついてる路線をそのまま「イエローライン」「ブルーライン」のように呼ぶので、日本よりも明らかに分かりやすいかもですね。待ち合わせのときとかも「イエローラインのSaket」といえばいいですからね。中央に各ラインの乗り換えができる駅がいくつかありますがこれらの駅の人の多さは尋常ではないです。
車内で身動き取れないとはこういうことか!
体感できます。
スタートはすぐに切られる
メトロで一番大変なことは、それは毎日のように繰り広げられる椅子とり合戦です。電車が到着するや否や我先に席に座ろうと降りる人を待って乗車するなんていう日本の常識は通じません。そのため混雑する駅では、降りる大量の人と乗車する大量の人とのぶつかりによって2、3秒くらいだれも乗り降りしない時間が生まれたりしますw
そして、電車に乗車すると本格的に戦いが始まります。
人を押しのけ車内で駆け足になり、席を目指す姿はまるで人間の欲求を本能のまま満たしていく姿。野生的なインド人をみる瞬間になります。
インドにも日本と同様に「女性専用車両」「優先座席」のようなものがありますが、日本との違いは高齢者の方が自ら優先席に座っている若者に対して「どけっ」と顔で合図して、若者はしぶしぶ席を譲りますwなんかそんなことしてる時点で元気な高齢者だなと思いますw
毎日インドのメトロに乗ると人々の欲求を目の辺りにして疲れることもありますが、冷静に考えるとその必死さ加減におもしろさを感じさえします。
皆さんも一度おためしあれ
お金の使い方について
おはようございます。
今日は例のごとく4時半に起きるおじいちゃん生活を続けています。
おじいちゃん生活は朝の集中力が高いから、素敵だなとインドで初めて実感しました。
例えば日本のいるときの大学受験のととか、大学の試験のときとか、夜ではなく、朝すればよかった〜と少し感じる今日この頃です。
今日はインド人と日本人の違い「お金の使い方」について考えていきたいと思います。
余談ですが、インドルピーについて
少し関係ないですが簡単にインドルピーについてご紹介したいです。
インドの通貨はルピーといいINR//Rs.と表記されることがあります。
1ルピーはだいたい日本円で1.5~1.6倍くらいの値段のイメージなんで、リキシャとの交渉のときに「40ルピー!」「いや、30ルピー!」というやりとりはだいたい15円くらいのやり取りをしているわけです。
硬貨の種類は、Rs.1/2/5/10
紙幣の種類は、Rs.5/10/20/50/100/500/1000
とありますが、街でよく使われるのは大体Rs.100以下です。
リキシャに乗る前に500紙幣が2枚と1000ルピーが1枚だった場合はだいたい「ノーチェンジ(釣りはねえ〜)」と言われます。お金はあるのに使えないというなんとも悲しい事実。
両替所とか、キャッシング(ATMでおろす)ときにRs.1000が大量に出てきたときはまぁ絶望「えっ、どこで使うんだよこれ(ー ー;)」
街のレストランやカフェでさえ時々無理って言われるし、困ったときはスタバに行けばなんとかなるけど、 日本と違ってお釣りがないことは海外じゃよくあることらしく、そう考えると日本ってどこいっても、たとえ駄菓子屋で1万円札出してもしっかりお釣りもらえるし素晴らしいお客様精神なのかもって少し思いますね。
お金の使い方について
こっちに来て気づいた日本人(自分)とのお金の使い方について、
日本人とくくるのは申し訳ないので、僕のお金の価値観とインド人との違いを書きますね。
1. 無駄使いはしたくない
無駄使いをしたくないのはみんなそうだと思いますが、例えば僕はいつも家のゴミをまとめて下の階のゴミ捨て場に持って行って捨てます。大体1分くらいでできること。
昨日家でいつもと違う時間に滞在してると「ピンポーン」と鳴り響いて、ドアを開けるとゴミ箱を持っているインド人が立っていた。そして、部屋のゴミ箱を指差して持ってこいと言われる。(おっ、捨ててくれるんだサンキュー)
手渡して持っていたゴミ箱に捨てると、「RS.100」と言われる。「えっ?金かかるの?」シェアハウスの友人も「RS.100だよ〜」と。
そのとき心から思ったのわ、金かかるんやったら自分で持って行くわ。と思いました。たかが150~160円にすぎませんがこれは僕からしたら無駄使い。インド人の友人的には楽だから払うらしいです。
2.生活費にはお金をかけても構わない
一方で生活費に関しては僕はインド人の友人と比べてためらいなく支払っている印象ですね。例えば僕は5人でシェアハウスしていますが、2人、2人、1人ずつで部屋を借りていて僕だけ1人の部屋を持っています。家賃は2倍くらい高いお金を払っています。それを見た友人は「やっぱ日本人は金持ち!」みたいに言ってきますが、そこは単純に価値観が違うんじゃないかなと思います。料理にかかるお金や、水とか部屋の絨毯とか買う僕に対していつもバカにしてくる言い方の友人ですが、やはり僕はあくまで自分の空間を快適にしたいという気持ちは最低限もっているだけです。
3.見た目<機能性
これは先月オープンしたばかりの「無印良品インド一号店」です。中には外国人の姿、日本人の姿が多く見られましたが、インド人の姿はあまり見れれなかったです。
インドに滞在が長い日本人の方に話を聞くと、
「インド人は機能性というよりは見た目の派手さとか、豪華さを大事にして、それを使ってるところを周りから金持ちと思わせたいんだよ。日本人はどちらかというと見た目よりは機能性とか重視しているイメージだから無印もインド人に受けるかどうかわからないよね」
確かにインド人の身なりを注意してみるとどこのブランドかわからないですが金ぴかの時計とかをつけてる人が多かったりして、そういうところがあるんだ。と実感しました。
というわけでちょっと不思議に思ったインド人とのお金の使い方の違いです、皆さんも是非一度意識してみてはいかがでしょうか。
【第8回】雨の日は憂鬱なんてもんじゃなかった
インドでは今雨季が到来しました。
日本でも台風が猛威を振るったと聞いて少し心配になりました。
今週の水曜日の急な雨について少し触れたいと思います。
そう、その雨は突然に
基本的にインドの天気は朝家を出た時が「大晴れ」でも夕方「大雨」になるなんてことはよくあることで、予測ができないものです。
8/31日同僚のディエゴ君といつものコーナーで待ち合わせしている時のお話。
待ち合わせ場所に時間通りについて彼を待ってると彼から少し遅くなるという旨を聞いて、音楽を聴いていると、、
ぽつ、ぽつと雨が降り始めた。
いつも通りバックにとりつけているバックカバーでリュックを雨から防ぎ、折り畳み傘も取り出して、少しボロいお店の屋根で少し雨宿り。
小雨が急に大雨になったときにディエゴ君と合流。
雨がものすごい勢いになってきた。
もはや洪水
みるみるうちに道路に水が溜まってきた。
水の勢い半端なくてもはや洪水w
雨の中、洪水の中のおっちゃんをみんなで応援してたりw
いつも3車線くらいの道が一気に右側1車線になってしまった。
「SASUKE」どころではない
雨の日は「SASUKE」とかいってたけどぶっちゃけそんなレベルではないくらい激しかった。いや〜インドの雨季なめてましたわw
結局この雨で1時間半足止めをくらい、リキシャでも渋滞に巻き込まれ本来の2時間過ぎに会社に遅刻。でも、僕ら以外もほとんどの人たちがそんな感じで、これはインドでは常識らしいですね。この大雨がもたらす経済損失ってどんなもんじゃいって思いましたがね笑
でももちろん最後はおなじみに「SASUKE」に挑戦。割と距離あったけどなんとか無傷で生還。
ということでインドに来る人、この時期のインドは怖いです。
雨具はとりあえず常に携帯しておきましょう。そして、靴は汚れもいい靴じゃないと悲しいことになるので気をつけてくださいね。
【第8回】雨の日は憂鬱なんてもんじゃなかった:2016年9月4日晴れ気温28度@自宅
【第7回】2ヶ月が過ぎたので少し真面目に振り返ってみる②(仕事編)
おはようございます。
久しぶりに7時半まで寝てしまいました。
前回同様にインドに来て2ヶ月が経ったので振り返りをしたいと思います。今回は少し「仕事」にフォーカスしていきたいなと思います。
6/26にインドに来ましたが、実際に仕事が始まったのが7/1ですので9/1でちょうど2ヶ月になりました。このわずかな時間ですがどのようなものだったのかを簡単に振り返りたいと思います。
そもそもどんな会社なのか
僕が今働いている会社は「進出支援サービス」「Mobility Management」という業界を行っている会社になります。簡単に言うとインドに進出してくる日本法人や、個人がこのインドという日本とは到底異なる環境で生活、ビジネスをする際により安全に、快適に生きて行くためのサービスを提供しているというものになります。
サービスの種類は豊富で「送迎サービス」「ホテル、航空券手配」「アパートメント探し」などなどが主な例となります。
僕も旅行する際には、普通にこの会社に頼んで航空券の手配とかしてもらうんですが、旅行とかならまだしも、普段は仕事をしながらも出張の準備やホテルの予約などをしてる暇がなかなかない。だからこそこういうサービスは便利だなと感じます(宣伝ではない笑)
そこで何をしているのか
この会社の中で僕は「ジャパンデスク」という、いわば「日本人担当窓口」という部署で働いています。チームはデリーの支部では5人で、日本人2人、インド人3人です。さすが「ジャパンデスク」、インド人3人とも日本語がペラペラです。英語、ヒンディー語、そして日本語が話せるといういわゆる「トリリンガル」で普通にすごいなと思います。多くの日本人は中高(大)と6年〜10年間英語を勉強しているのに、なかなか話せる人がいないような印象。彼女たちは日本語を2,3年勉強しただけでここまで話せるようになるということに衝撃を受けていて、すごく悔しい気持ちになります。難しといわれる文字「ひらがな」「カタカナ」「漢字」を使いこなす姿を見ると、自分の存在を少し否定されているようにも感じますね。
英語について
僕が最初この国に来て挫折したのはやはり「英語」でした。挫折というほどのものではありませんが、例えば空港についた時にインドのアイセックメンバーが迎えに来てくれたのですが、もう何を言ってるのかさっぱり
「インド人の英語はわかりにくいから注意」
みたいの聞いていましたが、確かに「少し訛っていて」かつ「早い」から生活面や仕事面で最初はめちゃくちゃ苦労しました。今でも完璧ではありませんが当初と比べると急激に理解できるようになってきて少し安心です。
ジャパンデスクはいわば、日本人とインド人をつなぐ架け橋的な存在であると認識しているので、「英語」が使えることは前提になります。「英語を勉強しよっと!」なんて悠長なことは言ってられないくらい少しでも早くマスターしないといけないと日々焦っています。
「なんで日本人は英語話せないの?」
インド人の友人に聞かれました。
「英語を使う機会が日本にはないからかな」
そう答えると彼は、
「インドは英語を話せないといい職につけない、大学を卒業しても英語が話せないと職に就けない、日本人は英語がなくても日本国内では活躍できるからね」
そんな時あるリキシャの運転手を思い出しました。
※この運転手ではないですが(笑)
多くのリキシャの運転手が話せる英語は
「行き先の場所の名前」「数字」「まっすぐとか右、左とか」とかの基本的なものだけです。
しかし、僕があった彼はある程度話せる(おそらく僕と同じか僕より少し話せない)リキシャでした。乗客の僕としてはすごく快適で楽しい車内でしたが、ふと疑問に思ったことを彼に聞きました。
「君はなんで英語が話せるの?」
「大学を出たからさ、でも大学を出てもこのような職にしか就けない人もたくさんいる。」
必ずしもドライバーという職が悪いと、否定はしません。ただ、オフィスで働くワーカーと比べたら給料や社会的ステータスには差があります。僕の英語力ではこの国ではドライバーレベルなのかなとまた少しショックでした。
僕たち日本人の多くは「英語を使えるようになりたい」と様々な機会に飛び込みますが、その気持ちの強さに違いがあるのかもしれないですね。彼らはいい職につく=生活をかけて必死に勉強する。今の所日本では英語がなくて「いい生活ができる」環境ではあると思います。それほど必死になれないのかもしれないですね。
僕もいまの仕事をする上でやはり「英語」がないとはじまらないので「英語を上達させる」という文脈だけでは絶好の機会ではあると思います。
仕事の振り返り
仕事全般を振り返ってみるとこの2ヶ月間は初めてということもあり、右も左もわからず、上司の指示待ち、毎日質問する、おまけにつまらないミスばっかりするポンコツでした。笑
今でもポンコツではありますが、以前と比べればある程度自分で考えて動いて、仕事を楽しむことも少しずつできるようになってきました。
ただその中でも仕事観というものに少し悩むこともあります。
これからの人生でなんのために仕事をするべきかっていうところを、やはり実際に仕事をしてみて感じることができるようになってきました。実際に働いてみるからこそ気づくことがあるということに「インターンシップ」の価値があるのかなと思います。
上の記事でも書いていますが本当に人の入れ替わりが激しい会社(国)だと思います。
そして、昨日は僕が仕事を始まった当初からいつも僕を助けてくれたスペイン人インターンの「ディエゴ」が4ヶ月の勤務を終えお別れ会が開かれました。
仕事だけではなく、プライベートの時間も一緒にいることが多く、一緒にいる時はなんとも思いませんでしたが、いざお別れを実感すると悲しくなりました。(泣)
彼は27歳ということで自分の兄弟よりも年上で、何かと僕のことを心配してくれました。
最後に職場から自宅の近くまで彼と2人で帰ったのですが、
「いいか、ケイタ!何かあればすぐに連絡してこい。スペインに帰ってからもSNSがあればいつでも連絡できる。困ったらすぐにだぞ!」
最後の最後まで彼に心配された2ヶ月間でした。
彼がいなくなったということもまた、僕が仕事面や生活面で「独り立ち」するということを表しているようで、ますます弱音を吐いてはいられないなと自覚して残り4ヶ月をすごしたいと思います。
Bye Diego!! ありがとう
【第7回】2ヶ月が過ぎたので少し真面目に振り返ってみる②(仕事編):2016年9月3日晴れ気温32度@Starbucks Select city walk